大切な資産である不動産を安心して貸すために、まずは知っておくべきメリット・デメリットを簡単にご説明いたします。

メリット

① 収入源が増える

不動産を貸し出すと、入居者がいる間は毎月家賃収入を得られます。

② 経験や知識が無くても簡単に始められる

貸し出す為の不動産があれば誰でも簡単に賃貸（家主）業を始めることができます。
賃貸業は、ご自身に経験やノウハウがなくても、信頼のおける賃貸管理会社に客付け業務や管理業務を委託することによって務まります。

③ 相続時の対策になる

不動産を所有された方が亡くなられた時に「相続」が発生します。
その相続時に相続人が承継する、手付かずの空き家の不動産と収益（家賃収入）を生み出している不動産、どちらが相続人にとって魅力のある不動産でしょうか。
また、手入れの行き届いていない空き家の不動産は、売却時に安い金額でしか売却できないことも懸念されます。

デメリット

① 維持管理のための諸経費がかかる

建物や室内、設備等にかかる修繕費用、建物管理会社に支払う管理費、客付け仲介業者に支払う仲介手数料、その他にも建物損害保険などが必要となります。

② 確定申告が必要になる

不動産賃貸業を行う場合は毎年、収入と支出をご自身で計算し確定申告をする必要があります。

③ 税金がかかる

不動産を所有していれば毎年、固定資産税・都市計画税を納税する必要がありますが、不動産賃貸業をされる場合は確定申告を行い、所得税を納税する必要があります。

④ 空室のリスク

入居者が決まらなければ家賃収入は得られません。

⑤ 家賃滞納

借主が家賃を滞納すれば家賃が入ってきません。
家賃の滞納に備えて、最近では賃貸保証契約を保証会社と借主、連帯保証人、貸主で結んでいただきます。
万が一、借主が家賃の滞納をした場合に補償会社が立て替えて支払ってくれるシステムです。

⑥ 家賃下落リスク

不動産の資産価値が下落すれば、同じように家賃も経過年数に応じてゆるやかに下落していきます。

⑦ 災害リスク

台風や地震、火災などの災害はいつ何時発生するか分かりません。
万一発生した場合の損害に備え、損害保険に加入する必要があります。