事務所・オフィスの保険の種類を簡単にご説明します。

賃貸事務所の火災保険とは「家財保険」、「借家人賠償責任保険」、「施設賠償責任保険」がセットとなった総合保険です。

所有されている事務用機器やオフィス家具に、火災・破裂・落雷・風災・水濡れ・盗難などが原因で損害が生じた場合に補償される保険です。
一万一の被害・損害に備えて、正しい内容の保険に加入しましょう。

被保険者（保険契約者）の不注意で、水漏れや火災など、建物に損害を与えた場合に、貸主へその損害を賠償する保険金です。
備えあれば憂いなしです。必ず加入しておきましょう。
火災についてですが、失火責任法（失火法）という法律があります。
失火責任法は、失火者に重大な過失がない場合は、民法の不法行為に基づく加害者責任を問えないという法律です。
つまり、借主が火災を起こしてしまっても借主に重大な過失がない場合、貸主はその損害を借主に責任追及できません。
しかし事務所・オフィスを借りられている方は、退去時の原状回復義務（賠償義務）があり、失火責任法の適用外になりますのでご注意下さい。

被保険者（保険契約者）が、借りた物件内で水漏れ事故を起こし、階下の入居者に被害・損害を与えた場合や、窓から誤って物を落として通行人に怪我を負わせてしまった場合などに第三者の賠償責任を補償する保険です。

労働保険とは、「労災保険」と「雇用保険」の総称です。
労災保険では、労働者（パート・アルバイト含む）が業務上の事由や通勤によって負傷、病気、死亡した場合にその労働者や遺族を保護するための保険給付の事です。
従業員（パート・アルバイト含む）を一名以上雇用している事業主は労働保険の加入が必須です。