不法投棄（粗大ゴミや不用品）は犯罪ですよ！

こんにちは、内田です。

今日は管理物件のマンション前に不法投棄された時のお話です。

「粗大ごみが捨てられていますので撤去して下さい」との連絡を頂きました。

連絡をくれたのは当社で管理しているマンションの入居者さん。

直ちに現場へ直行。

ふむふむ、これか。

ベッド、すのこ、収納ボックス

誰だ、不法投棄したのは？！

管理をしているマンションの敷地内（私有地）に放棄されていなかっただけマシなのか。

（敷地内に放棄された場合、手続きが少し異なり手間暇がかかりますので）

まずは、犯人探しだ！

その前に電話だ！そう、困ったときは警察署へ

Ｂ：「あの～不法投棄されて困ってるんですけど」
「はい、管理している物件の前の道路に」
「不動産の管理会社の者です」
「住所は～大阪府大阪市中央区～」
「ベッド、すのこ、収納ボックスです」
「敷地内ではないです」
「昨日か今日だと思われます」
「30分くらいですね、了解しました！」

20分後、自転車に乗った警察官が2名参上。

再度、同じような質問を警察官より再度受けて、

身元確認されて・・・

不法投棄されたものに何やら貼紙をして退散されました。

所要時間は約10分ほど。

日常的にあるのでしょうか、不法投棄。

手際が良かったのが印象的でした。

不法投棄された物品達は当日中に回収されるとの事でした。

有難うございました、おまわりさん。

これで一件落着、と言いたいのですがまだこの業務は終われません。

なぜなら？一体誰が不法投棄をしたのかを調査する必要があるからです。

そして不動産の管理者は家主様に日常に起きた出来事を報告する義務があるからです。

不法投棄されたものから推測してみると、居住用で使用された物だと簡単に分かりました。

当社の管理物件のマンションの前の道路に

捨てた、置いた、放置したのは一体

管理物件に住んでいる入居者か！？

防犯カメラの出番だ！

1階の共有廊下に防犯カメラを設置していましたので、そちらをチェック。

再生！

普段、使用する事がない防犯カメラのリモコン

不慣れなせいか、悪戦苦闘しながら画像をチェック。

全然人が映っていない、巻き戻し

さらに巻き戻しボタン2回押し

あ、誰か映った、戻りすぎた、再生

誰も出てこない

早送り～、映った、再生、違う～何も運んでいない、巻き戻し～

また映った、けど違う。

モニターが廊下の壁上部に設置されているため、肩首が痛い

暫く、巻き戻しと再生の繰り返しを行っていると

巻戻しの最中で数人が映った。

これだ～～！何か運んでる～！

入念にこの時間帯を調べてみよう。

ポチッと。

お～運んでいる～運んでいるぞ～ベッドのフレームや小物たちを

この人たちだ！○○は！キタ～～～～～！

けど、放置した姿は映っていないので。。

おおよその目星がついたので、カメラチェックを終了。

安堵というか憤りを感じていました私。

事務所に戻り、お手紙を作成。

拝啓～

えっと、

完成したものがこちら
↓（左側）

その日の夕暮れに事務所の電話が鳴りました。

女性声で

入：○○マンション○○室に入居しています○○ですが～

掲示版みました～、すいませんでした～

でも、前の家主さんは何でも捨てて良いって言ってましたから～

Ｂ：（でももへちまもない！）あ、そうでしたか。これからは気を付けて下さいね～

そうなんです。不動産の所有者が変更となっていました。

正確には、前の前の家主さんの時は、ゴミ屋さんが持っていくので、

何でもかんでも捨てても良いという「謎の承諾」を入居者に対して行っていたようです。

なるほど、なるほど。理解した！

入居者さんからの連絡により無事に問題は解決となりました。

言うまでもなく、この方は、その月の末に退去されていかれました。

そういえば、解約通知書を貰ってた～。

（不法投棄を予防と対策）
・日頃より掲示版に粗大ごみについてのお知らせを掲示しておく
・解約時の退去立会いのご案内文書に注意事項（粗大ごみの処分方法など）を記載しておく
・防犯カメラの設置を行う